10人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇ、剣道とかやってるの?」
「えぇ、空手も少々。」
「大会とか出た?」
「県大会に、ぶっ千切りで一位だったけど。」
「アハハハ…ミィと一緒だ。」
「そうなの?」
「ライバル的なのが居たからぶっ千切りってわけには行かないけど…」
まさかのコンピ研の妹だしね。
「へぇ…」
「ねぇ、君のいう晴彦ってどんな人?」
「ん~、優しいけど少し不器用、たまに空気読まないときがあるけど、それでも私の大事な人。」
少し赤くなりながら中子は答える。
「へぇ、さっきの人とちょっと似てるね。」
うちのハルヒコとはある意味正反対。
「まあ、少しは…ユウサクさんは?」
「…変人で真面目で誰よりも私の心配をしてくれるの。」
少し赤くなりながら私は言う。私が入院したときも傍に居てくれたしね。
「そうなんですか。」
「まあ、高校に入る前に一度会ってるんだどね。」
と言っても、幼少時だけどね。と少し笑いながら付け足す。
最初のコメントを投稿しよう!