ユウサク=ハルヒコ=晴彦

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「ねぇ、剣道とかやってるの?」 「えぇ、空手も少々。」 「大会とか出た?」 「県大会に、ぶっ千切りで一位だったけど。」 「アハハハ…ミィと一緒だ。」 「そうなの?」 「ライバル的なのが居たからぶっ千切りってわけには行かないけど…」 まさかのコンピ研の妹だしね。 「へぇ…」 「ねぇ、君のいう晴彦ってどんな人?」 「ん~、優しいけど少し不器用、たまに空気読まないときがあるけど、それでも私の大事な人。」 少し赤くなりながら中子は答える。 「へぇ、さっきの人とちょっと似てるね。」 うちのハルヒコとはある意味正反対。 「まあ、少しは…ユウサクさんは?」 「…変人で真面目で誰よりも私の心配をしてくれるの。」 少し赤くなりながら私は言う。私が入院したときも傍に居てくれたしね。 「そうなんですか。」 「まあ、高校に入る前に一度会ってるんだどね。」 と言っても、幼少時だけどね。と少し笑いながら付け足す。
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