私のにゃまえは斎藤今日子です。

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扉を開け覗き込むと風切り音が聞こえてきた。 その音の様子を確認しようと見渡すと発見した。 木刀で打ち込みをする少女が一人、見たことある後ろ姿がそこにあった。 それは、今現在絶賛療養中の俺の彼女だった。 「今日子?」 俺の声が聞こえたのか今日子は、打ち込みを止めこっちを見た。 ……ん? 待て、可笑しいな。 北高にいるのに私服、しかも中学生が着そうな可愛らしいデザインのTシャツと膝近くまでのジーパン あの可笑しなアンテナも気のせいか若干右寄り しかも、決定的なのが俺を見た瞬間、一瞬にして涙が溢れた事だ 「晴彦、にゃの?」 にゃ?まあ、アンテナが出てるから仕方ないが、何かあったのか?
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