だから、今日子じゃありません究虎です

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ハルヒコが可笑しなことに巻き込まれる少し前、俺もまたそれに巻き込まれていた。 人気の無い廊下を歩いていると…今日子がいた。 可笑しい、今日は昨日、川に落ちたことによる風邪で家で寝てる筈なんだが… 「おい、今日子。」 今日子はこっちを向いた。 「どうしたその目、川に落ちたとき怪我したのか?」 今日子の左目の部分には眼帯が付けられていた。 「?ミィ、川に落ちた覚えないんだけど。」 ミィ? 「どうしたんだ?何処か頭でも打ったのか?」 そう、聞くと今日子はあからさまにため息を吐き、 「あのね、その脳細胞内に叩き込んでおいて。」 何時も以上に機嫌の悪い今日子。 「私は双子の妹の究虎、キョンちゃんとは全く持って違うの。てか、アンタ誰?物凄く馴々しいけど…」 開いた口が塞がりそうにありません。
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