-肉体派-

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「あー、今日も暇だな…トレーニングでもするか。」 昨日のバトルで疲れた体を叩き起し、いつもの広場へ行こうと家を出た。 俺はノア。悪党をぶっ倒すために数日置きに様々な場所へ繰り出している。 まぁ警察は敵だけどな。悪党を倒すといっても俺は盗みで悪党を倒しているから。 まぁ、かっこよく言えば怪盗だな。正義の怪盗だ。 毎日筋トレやフットワークしてるから体には自信があるぜ。 俺が強くなきゃ仲間を助けれねぇからな。 「こんにちはー!ノアさーん!」 前の方から手を振りながら走ってくる奴がいた。 「おぉ、グレイじゃねえか。体大丈夫か?」 昨日のバトルで一緒に戦った仲間だ。俺より3歳くらいかな?年下だ。 「全然大丈夫っす。」 俺の目の前まで来てはにかんだ笑顔でこたえたグレイ。 「じゃあ、お前も一緒にトレーニングするか?」 「ノアさんと!?します、します!」 「おし、じゃあ広場行くぞ。」 「わかりました!」 こいつの本当の歳は知らない。 スラム街で育ってきていて本当の親の顔も知らねぇらしい。ただ顔の幼さから俺より年下だと思う。こいつも大体の歳は分かるみたいだしな。 ちなみに俺は24歳。俺の歳は正確だぜ。俺はもともと孤児院で育ってんだ。 誰か知らねぇが孤児院の前に俺を置いて行ったらしい。手紙と一緒にな。 その手紙に俺の年齢や名前、詳しく書かれてたそうだ。 孤児院のオーナーが言ってた。 広場が見えてきてグレイが「早くトレーニングしましょうよ!」と俺に言いながら広場の中央に走って行った。
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