笑顔屋

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ケータイをいじりながら歩く帰り道。 突然スーッと周りが明るくなった。 空を見上げると雲の切れ目から満月が顔を覗かせていた。 綺麗だなぁと思い、しばらく俺はその月を眺めていた。 顔を元に戻すと目の前に小さな占い屋台のような店がポツンとある。 さっきまでそんな店あったか? 不審に思いその店の看板と思われるモノを凝視する。 月明かりが幸いしてなんとか文字を解読することができた。 「笑顔を売ります」 「笑顔屋」
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