白兎

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僕はいつも通り高校へ向かうためのバスを待っていた。 待っている間、僕は少しだけ期待していたことがあった。それは、僕が乗るバスの2分前にここを通り過ぎるバスを見ることだ。 来た。 いつも通り入り口の近くの席には今日もあの娘が乗っていた。 それだけで幸せになれていた去年の冬。
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