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「ヒロトー…あれ、いない?」
せっかく練習が休みだから一緒に過ごそうと思ったのに…恋人だもん…こんな時くらい2人でゆっくりしたいのに…
「…あ、もしかして…」
わかったかもしれない…ヒロトの居場所…だけど、見たくない。
…そんな事考えながら隣の部屋に行く、ヒロトの隣の部屋…風丸の部屋。
「…やっぱり」
扉の僅かな隙間から覗けば、この部屋の主ともう1人…ヒロトがいた。
何やら楽しそうに話てる。「へぇ…風丸君は陸上部だったんだぁ?!」
「あぁ…円堂にさ助っ人に呼ばれてさ…そしたらサッカーが凄く楽しくなっちゃって…」
「僕は…父さんに言われて始めたんだ…けど、円堂君のお陰でサッカーが楽しくなった。」
「やっぱ円堂は凄いよなー」
「うん!…あ、それよりさ―…」
―――――――…
「……………。」
何だろう…ヒロトの恋人は自分だと言うのに、あの中に入る勇気が無い…楽しそう…ヒロト…風丸と…楽しそう…
「…あれ、何でこんなにモヤモヤしてるんだろう…」
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