2人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………うん。」
彼女は
溜め息を一つして
とびきりの笑顔を
こちらに向けた
「私、
松平 藍子。」
「は?」
「あい。
あいって呼んで。」
「あ……い…?」
「うん。
じゃあまたね。
…さく?」
照れくさそうに
俺を゙さぐと呼んで
去っていく彼女。
俺はそんな背中を
どきどきと
いつもとちがう音を立てている心臓をおさえながら見守った。
「……あい。」
彼女の身には
なにがあったんだろう…
天国の満晴先輩
俺は…
どうすれば…?
最初のコメントを投稿しよう!