第四話 ヒロイン

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ここまでだと、僕が最も嫌う『主人公』の座に、自ら進んでいるようなモノだろう。 フラグを普通に回収するなんか、それこそただの脇役にはふさわしくない行動だし。 だがしかし、 作戦の二段階目、これが重要。 幼い知恵をふりしぼった、ひねくれた作戦。 成功するかもわからないのに、無謀にも実行してしまった、 僕の将来の全て賭けたイベント。 それが、 『幼なじみに告白して、振られる!』 作戦 である。 ・・・・・・・・・・・・。 いや、待ってほしい。 そんな哀れな人を見るような目で見ないでほしい。 こっちだって、真剣に考えた結論がコレとか、無いわ!と薄々感じているんだ。 でも、僕はやっちまったんだ! 過去の汚点は、黒歴史は、取り消せないんだ! 何やってんだよ、幼き僕!
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