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伊野「僕と、由宇が仲良しだって?
おいおい藪良、キミの目は節穴で、その瞳孔から滲み出る酷い腐臭のする涙に釣られてムカデやら白蟻やらがわんさか巣食っていて、ついでにその眼球は十数年前から冷蔵庫に忘れさられていた腐りきった卵の黄身のようだと、
ひそかにいつも思っていたけれど。」
「とうとう、脳みそまで腐ってしまったのかい?」
オレ「オレどんだけボロクソに思われてたんだよっ!?」
酷い!
酷過ぎるっ!!
無性に泣きたくなってくる。
親友だと思っていた人に、こんなに最低最悪の評価をされていたなんてっ!
伊野「ハハハ、冗談だよ。・・・半分だけ。」
オレ「半分は本心なのかよ!?」
あんなの例え、冗談でも言われたくないよ!
それに、さっきのセリフをどう半分に切り分けようとも、結果は大して変わらないと思うぞ?
伊野は、やれやれだよ。といった仕草をする。
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