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そして伊野はこっちに戻ってきた。
伊野「はい、これで僕と由宇の仲が険悪で、敵対関係だと、納得してくれた?」
オレ「納得できねぇ!」
何故そうなるんだよ。
伊野「え?今の会話で由宇がどれだけ僕のコトが嫌いかわからなかったのかい?」
オレ「嫌われてない!お前絶対嫌われてなんかない。今もお前を見て笑っているし。」
長木は席に座りながら伊野を見ていて、クスクスと微笑んでいた。
伊野「ん?」
伊野が振り返ったら、即座に本を読む、フリをする長木。
伊野「笑ってないじゃん。」
こちらに向き直る伊野。
すると同時に、長木がまた伊野をチラチラ見ている。
オレ「ほら、こっち見てるだろ。」
伊野「ん?」
伊野が振り返ると、また本を読む長木。
伊野「見てないじゃん。」
オレ「・・・ああ、そうだな。」
・・・・・・・・・・・・。
なんか上手く説明するのが面倒だ。
シムラ、ウシロウシロー!
って状況が、こんなに面倒だったとは・・・
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