第五話 部長

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ゾンビのような足取りで伊野の元に戻った。 オレ「・・・会話すら、できなかった」 伊野「お、お疲れ・・・」 完敗だった。 伊野と比べて仲良しじゃないオレは、 長木由宇と喋る権利さえないのだと思い知らされた。 思えばオレは、長木とはまともに会話したコトがなかったからなぁ。 その、なんだ、・・・ここまで嫌われていると思わなかった。 ガックリだ・・・。 オレ「・・・まあ、これでお前が人一倍、長木と仲良しだって自覚できたか?」 和気あいあいと会話してた伊野と、 会話すらできなかったオレと比べたら、 さすがに仲良しだと認めざるを得ないだろう。 だが、 伊野「くッ・・・!み、認めない!ぜ、絶対に認めるもんか!」 伊野が頑なに認めようとしなかった。 だから、なんでだよ?
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