第六話 密室

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だが、まずは行動あるのみ! 飛びうつれるとしたら、椅子か、机か。 やってやる。やってやるさ! ここで、ふと何故か走馬灯のように一瞬だけ、由宇との会話を思い出す。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 由宇『貴方はいつになったら死んでくれるの?さっさと死ねばいいのに。』 僕『・・・。』 由宇『・・・何よ?人間が死ぬのは当然でしょう?まさか永遠に死なないつもりだったのではないでしょうね。・・・貴方は死ぬのよ、あっさりと。』 僕『・・・。』 由宇『・・・それで?貴方は、自分がいつ死ぬのか考えたコトあるの?明日?明後日?それとも今日中に?』 僕『・・・。』 由宇『どうせ死ぬのだったら明日にしてくれないかしら。明日は生ゴミの日だから。ちょうどいいと思わない?』 僕『・・・。』 ・・・・・・・・・・・・・・・ 回想終了。 うん、コレただのトラウマだ。
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