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パサパサでモッサリした落ち葉の山を降りて、パジャマの埃をはらう。
ふむ。見事に無傷だ。
落ちた時には瞬間的な痛みはあったものの、
僕の足には骨折どころか捻挫、打撲、痺れ等が一切なし!
立ち上がってすぐに、ヒョコヒョコと、裸足で芝生の上を歩けた。
なんだか一人で騒いでいたのが馬鹿らしく思えてきた。
家の周りを見渡してみる。
うん、誰もいない。
こんなたいしたコトのないコトで、もしも近所の人が駆けつけてきてくれたとしたら、申し訳なく思う。
それこそ本当の近所迷惑である。
今さっきまでアレほど来てほしいと思っていたにも関わらずに、だ。
・・・僕って本当に気分屋だなぁ。
でも、仮にも二階から落ちたのだから、助けを求めるのは至極真っ当な反応だと思うよ。
だけどそれは、ただ自分から飛び降りただけなんだけど。
それも、気分で。
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