第六話 密室

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僕「・・・ま、午前4時だと、さすがにみんな寝ているか。」 起きている人はいるのだろうけど、僕の叫び声が聞こえる範囲内にはいなかった、のだろう。 もし起きていて、あえて無視した人がいたのなら、 ・・・僕を見捨てないでください。 すたすたと、裸足にパジャマで自宅を回り込み、玄関に到着。 裸足だと、小石とかがチクチク痛い。 玄関のドアを開ける。 ・・・む? 玄関の鍵が開いている? と、いうことは・・・ 僕は玄関に並べられた靴を見る。 なるほど、予想通りの人物の靴があった。 女性モノの、僕の靴と比べて小さな靴だ。 ・・・アイツがいるのか。 僕が二階から飛び降りざるを得ない状況を作り上げた人物。 うー、あんにゃろう!
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