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僕「どうだ!由宇。この通り、見事ドミノを崩さずに脱出してみせたよ!窓から飛び降りてね!」
体育座りでうとうとしている由宇に向かって、胸を張って言う。
由宇「・・・あらあら、期待はずれな結果になってしまったわね。・・・残念ね。とても。・・・ハァ。」
ガッカリしたように、ため息をつく由宇。
それで、だ。
僕が言いたいのは、
僕「よくも僕を二階から飛び降りさせたなッ!由宇!
なんてコトをさせるんだ!?僕を殺すつもりなのかッ!?」
理不尽な仕打ちに、僕は憤慨する。
・・・・・・・・・・・・・・・。
由宇「・・・それは、貴方が勝手に飛び降りただけなんじゃないの?」
呆れたようにポツリと呟く由宇。
僕「クッ・・・!それを言われてしまったら、そうかもしれない!」
・・・というか、そうとしか言えないと思う。
飛び降りたのなんて、自己責任でしかない。
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