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僕「い、いや!騙されないぞ!確かに飛び降りたコト自体は、僕の意志だった!
しかし、
あの部屋で唯一の出入口であるドアが、整列したドミノで封鎖されていたんだ!
それゆえに、僕が脱出するためには、『窓から飛び降りる』しか選択肢はなかったんだ。」
ただし、補足として付け足すと、
ドアの周りのドミノを除去する、という手段もあったが、どちらにしても不安定な足場でドミノを倒さないように精密な除去作業で数十枚のドミノを取り除くなんて、出来るとは思えない。
僕「君は、僕が窓から飛び降りるしかないコトを、予想できたはずだ。考えられなかった、とは言わせない。
つまり、つまりだ!
やはり僕を殺すつもりだったというのか!?この鬼畜娘めッ!!」
しかし由宇は、悪びれもせずにこう言った。
由宇「・・・ええ、貴方が二階の窓から飛び降りるしかないというコトも、
貴方が窓から飛び降りてしまってもかまわないと思うくらいに、私と『幼なじみ』だとみんなにバレたくないと思っているのでしょうと、知っていたわ。
あらかじめ、ちゃんとね。」
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