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寝起きの頭が充分空回りしたところで、話を戻そう。
話の脱線事故が発生してます。
それに、どんな状態でも演技力を崩さない由宇の役者魂も観れたし。
さすが、我が演劇部の『部長』を務めているだけはある。
・・・えー、ここで注意事項。
普段の彼女と僕は、決してオバサンキャラではありません。
あくまでも演技だからね?演技!
誤解なさらないでください。
・・・・・・・・・・・・・・。
僕「・・・さて、寝ぼけた頭は直ったかい?」
由宇「んー」
僕「じゃあ、話を戻して尋ねるけど、どうしてこんな時間に僕の家に来たの?」
由宇「・・・あら?それは昨日言ったはずだけど?」
僕「・・・昨日?なんて言ったっけ?」
由宇「『仕方ないわね。これからも貴方の家に遊びに行ってあげるわ。感謝しなさい。』って。」
僕「って、即日に遊びに来たのかよ!?早すぎるよ!」
出前とかの注文1つですぐ駆けつけます。ってくらいの手際だ。
さすがご近所さん。
僕「・・・えーと、じゃあどうしてあんなコトをしたの?」
由宇「あんなコトって?」
僕「そりゃ僕が寝ている隙に、君が部屋中にドミノを並べて、落ち葉を用意して・・・」
・・・?
ふと、僕の中で僅かに疑問点が生まれた。
・・・あれ?
・・・何かが、おかしいぞ?
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