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由宇「・・・はい?」
唐突な僕の質問に、呆気にとられたパジャマ姫。
僕「よく考えてみたら、あり得ないんだよ、君が僕の部屋から出るコト事態が!」
由宇「・・・どうして、あり得ないのかしら?」
僕「思い返せばあの部屋は、実に奇妙な密室だったからだよ。だから、君が部屋から出るのは不可能なんだよ。」
由宇「・・・今こうして、私は貴方の部屋の前にいるのだけど?」
ほら、と手を広げてアピールする由宇。
僕「それがあり得ないと言ってるんだよ!?
・・・いいかい?一旦状況を整理してみようか。
僕がベッドで目を覚ました時点で、君は部屋にいなかった。
そして、部屋の床にはドミノがびっしりとスタンバイしていた。
出れるとしたら、ドアか窓の二ヶ所だけ。
その部屋のドアが、唯一の出入り口であり、もう一方の窓は、外からは入れっこない絶壁だから、中から外へ出るためにしか使えない。もっとも、窓をそんなコトに使ったのは初めてだけど。
・・・ここまではいいかい?」
相槌を求める僕。
由宇「・・・まあ、だいたいわかってるけど。」
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