第六話 密室

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由宇「さて、と、・・・ぐだぐだ感に定評のある伊野君の推理は、一旦中断して、 ・・・次の話題に移るわよ。」 僕「・・・あ、うん。」 ・・・なんだかあっさりと僕の推理はスルーされた。 別に僕は名探偵ってわけじゃないからいいのだけど。 由宇「・・・さっき貴方は、 『どうして私めに、このような仕打ちをなさったのですか?教えて下さいませ由宇様!』 って、言ってたわよね。」 僕「・・・そのセリフは言った覚えないなー。」 由宇「・・・何故、私がこんなコトをしたのか、わかる?」 ふいに、周りの空気がざわめきたってきた。 僕「・・・何でって、嫌がらせ?」 ざわ・・・        ざわ・・・ 由宇「いいえ、少し違うわ。」 何か、由宇の雰囲気が変わった・・・? 由宇「・・・貴方を、懲らしめるためにしたのよ。」
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