第六話 密室

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僕「・・・懲らしめる?」 徐々に空気が緊迫していくのを感じる。 感情表現に乏しく、いつも無表情だった由宇の瞳から、 スゥー、と更に感情という光がなくなってしまう。 深い深い闇のような瞳で、僕を睨む。 というか、殺気すら漂っている。 由宇「・・・伊野君?」 僕「は、はい!!」 無意識に姿勢を正して、怯えるように返事をする。 ・・・・・・・・・・・・・。 由宇「・・・私は、・・・怒っているのよ?」 怖い・・・! 何でもいいから無性に平謝りしたくなるくらい、恐ろしい・・・! でも、謝る理由をわかっていないと、逆に火に油を注ぐ結果になってしまう。 ゴクリと生唾を飲んでから、おそるおそる訊ねてみた。 僕「い、いったい、・・・何を怒ってらっしゃるのでしょうか・・・?」
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