第六話 密室

38/67
前へ
/619ページ
次へ
由宇「・・・昨日のコトよ。」 僕「昨日?」 ・・・昨日、と言えば、まさか・・・ 由宇は怒りの感情をむき出しにして、言った。 由宇「貴方は昨日、・・・私の大切な妹に、あろうことか藪良幸司とかいうゴミクズと、付き合わせようと画策したわよね?」 僕「す、すいませんでしたッ!!!!」 シュババッ!と、即座に脊髄反射で土下座した。 誠心誠意、由宇に土下座した! 余りの勢いに額と床が、ゴチン!と鈍い音が鳴った。 ヤベェ!殺される!! 何てコトだ・・・! 僕としたコトがうっかり忘れていた。 由宇が、妹の盟にちょっかいするヤツには容赦しない、というコトを・・・! 今更ながら、昨日の自分が仕出かしたコトに、深く後悔した。
/619ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9848人が本棚に入れています
本棚に追加