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由宇「・・・ええ、そうよ。だけど、それは私があのゴミクズを嫌いな理由の内の、ほんの8パーセントの割合でしかないわ。」
僕「・・・8%?じゃあ、残りの理由は?」
由宇は指先をくるくる回しながら言う。
由宇「・・・もうひとつの理由として、
『キモ過ぎて生理的に無理!』が、
684兆6713憶5066万1592パーセントよ。」
僕「割合の桁数がおかしいッ!!?」
どんだけキモイと思っているんだよ!
好感度うんぬんを測るには、絶望的な数字だ。
由宇「・・・ちなみに、私が伊野君を嫌いな理由の100パーセントが、『存在が気に入らない』よ。」
僕「・・・う、うん、・・・まあ、そりゃどうも。」
不意討ちのように、僕が嫌いだと言われてしまった。
・・・流れ弾に当たった気分だ。
ちょっとブルーになる。
・・・でも、そう考えると、
藪良幸司は、僕の6兆8467憶1350万6616倍、由宇に嫌われているらしい。
・・・同情せざるを得ない。
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