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そんな中一人の女子が話しかけてきた。
藍「よろしく…えっと名前は?」
圭「へっ?あ…桜井圭です…」
隣に座った藍がいきなり話し掛けてきた。休み時間になると藍の周りにたくさんの人が集まってくる。
「どこからきたの?」「友達になろうよ」
あまりにもたくさんいたので圭は席をはずし廊下にでた。よく晴れた4月の空だった。
その帰り…部活を終えて帰ろうとした圭だが部室に忘れ物をしとりに戻った。
担任「どうだった?クラスには馴染めそうだったか?」
藍「ええ…部活も楽しいですし…」
藍と担任が話をしていた。さすがにに初日は疲れたみたいだった。
帰り道…
藍「あっ…」
圭「へっ?」
同じ方向なのか圭と藍は道でばったりと遭遇した。
藍「家こっちなんだ…」
圭「まぁ…そうだな」
藍「よかった…まだこの辺の道覚えてないから迷うかもしれなかったの」
圭「ふ~ん」
二人は少し距離をとり歩いた。しばらく歩いたとき
藍「あのさ…」
圭「ん?」
藍が話し掛けてきた。
藍「あの…家ここなんだ…」
圭「へっ?」
藍が止まった家の前…その隣の家は…
圭「俺ん家の隣かよ…」
藍「えっ?桜井君の家って…」
圭「ここだよ…それに桜井君ってよばれるのあんま好きじゃないんだよね…」
藍「そうなんだ…」
圭は藍をみて少し笑った。
圭「まっこれからよろしくな」
藍「うん…ありがとう…圭」
圭「よろしくな…えっと…」
藍「藍でいいよ」
圭「そっか…よろしくな藍」
二人は家に入っていった。夕焼けが眩しかった。
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