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「……なっ……!」
オルダの表情が凍り付く。
「なん……で、おまえが……」
一歩後ずさる。恐れているわけでは決してない、唯々そこに後ずさせるだけのモノがあった。
「ん……」
その人物はオルダに視線を向けると、オルダとは対象的に落ち着いていて、そして無関心な表情で言葉を放つ。
「お前がドクターが言っていた人物か……」
その人物はどこかから剣を二振り取り出すと、躊躇わずにオルダに切り掛かる。
「先ずは小手調べと行こうか」
オルダは疑問が沢山あったが、それら全てを押し込んでインフルエンスをシューティングモードからコンダクションモードにモードチェンジし、それに応戦する。
「ぐっ……、お前は誰だ!」
激しい剣劇の刹那、剣を振り下ろしながら言葉を紡ぐ。
「この身に名等ない。強いて言うのであれば……ロストナンバー、とでも言っておこうか」
オルダの猛攻を軽々いなし、冷静な口調で返す。
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