第三章

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        ★ ガジェットを全騎撃墜した後、新人達とヴァイスが操縦するヘリでオルダを迎えに行くなのは。 その途中でオルダに連絡を入れたわけだが、そのオルダの表情が暗かったことが、なのはののどで大きな針となって突っ掛かっていた。 (何かあったんだろう……) 考えられる事として、オルダが追っていた人物と何かあったか。 オルダが暗い顔をしている理由をいろいろと考えているうちに、ヘリはオルダの回収地点まで到着していた。 オルダの回収は、ヘリが地上に降りられないため、ハッチから垂らした縄ばしごを使用し、本人が登ってきてもらう方法を取った。 そして、オルダがヘリに上がってくると、新人達はお疲れ様です、と満身創痍といった感じが滲み出る声で出迎える。 それにそっちもお疲れ、と短く返すと、バリアジャケットを解除し、来た時に座っていた席に腰を下ろした。 「そっちはどうだった?」 オルダが一息付く前にフェイトが真剣な顔で聞く。 「結論から言うとあの人物は関係者だった。しかし、あの人物、ロストナンバーは首謀者の手先にすぎないと推測する」  
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