第四章

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       ★ 任務があった日の三日後、急遽会議が執り行われることになった。予定では更に四日後だったが、フェイトの申し出により早まったのである。 そしてオルダは会議の真っ最中。フェイトが今回の任務で得た証拠を基に、今回の事件と広域指名手配中のジェイル・スカリエッティの関連性についてはやて達に述べていた。 「それでは次、ギブソン二等陸士。何かありますか」 はやての呼びかけに、はい、と返事をすると、はやて並びに六課の隊長陣の座る机の中央にモニターが出現した。 「今回の任務で私は関係者と思われる人物と接触しました」 そのモニターにインフルエンスが記録した、ロストナンバーの全体像と、それと並んでロストナンバーによく似ていたが、管理局の制服を着た人物が映し出されていた。 「その人物の容姿は十二年前の事件で死亡したザンバ・グラウンドによく似ています。この事柄の関連性は掴めていません」 オルダははやてに視線を向ける。 「八神部隊長、その調査を頼めますか?」  
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