第四章

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はやては何か言いたそうな顔をしていたが、自分に与えられた仕事を思い出し、冷静にわかった、と返事をする。 「ありがとうございます。そしてあの人物、ロストナンバーはバックに付いていると思われる人物をドクターと呼んでいました」 報告は以上です、と締め括るとモニターを消す。何か質問は、とはやて達に視線を向ける。 それにはやてが頭を横に振る。それを見たオルダは静かに席に座る。 「他に報告のある者は」 はやてが次を促すが、名乗り出る者はいなかった。 「それでは以上の報告を参考に、今後の方針を決める」 とは言っても、と苦笑いをするはやて。 「情報が少ないからな、あまり変わらないんやけど」 オルダに視線を向けるはやて。 「とりあえず、オルダ二等陸士は引き続きロストナンバーの事を、フェイト隊長はジェイル・スカリエッティの事を引き続き調べて欲しい、ぐらいかな」 「「わかりました」」 オルダとフェイトの返事によし、と呟く。 「それでは今日の会議はこれで終わりや。この後は各々仕事に戻ってこの事件の早期解決に尽力するように」  
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