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「「はい」」
全員が頷いたのを見たはやては解散、と言って足早に会議室を去る。
それに続いて隊長陣も去っていく中で、なのはがオルダに話し掛ける。
「この後時間空いてる?」
「……?空いているが、それがどうした?」
残っている仕事は軽いデスクワークぐらいなので、正直暇を持て余していた。
「なら新人達の訓練の手伝いをお願いしたいんだけど、いいかな」
「いいが、ヴィータ副隊長やシグナム副隊長では駄目なのか?」
「そちらにはもうお願いしたんだけど、シグナムさんには断られちゃって」
あはは、と困ったように笑うなのは。
「そういう事なら力を貸すが、俺は教えるなんて高尚な事は出来ないぞ」
オルダのネガティブな発言を真剣な顔で否定するなのは。
「そんな事ないよ、フェイトちゃんにいつも教えているじゃない」
その言葉に頭を掻くオルダ。
「あれは教えてる、って言えるのか?ただ練習相手になってる、って感じなんだが」
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