第四章

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こちらこそよろしく、とオルダが返すと、なのはに顔を向け質問する。 「個別スキルの訓練だっけか」 オルダの問いにうん、と頷くなのは。 「なら、俺と一対一の訓練になる訳だが、俺が担当になった奴はハズレだって思ってくれ」 その言葉にえっ、と声を出し、もし私に当たったら嫌だな、なんて事を考えるスバルとティアナ。 「そんな事はないと思いますよ」 それに対してなのは同様、強く否定するエリオ。それにうんうん、とキャロが同調する。 「フェイトさんの先生をされてるんですし、フェイトさんからオルダさんを褒める言葉しか聞きませんよ」 キャロが得意げに話す。 その言葉にすごいですね、と驚きながら、この間一緒にフェイトと夕食をとった時の会話を思い出すスバルとティアナ。 「オルダ君の手腕は訓練の後に話すとして、そろそろ始めるよ」 新人達がはい、と元気よく返事をする。 「オルダ君には今日いないフェイトちゃんの代わりをやってもらおうと思うから、エリオとキャロを担当してもらいます」  
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