第四章

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「わかった」 そうオルダが返事をすると、それに続いてエリオとキャロの訓練場所を説明するなのは。 「じゃ、行くか」 「「はい」」 訓練場所にオルダが歩を進める。それにエリオとキャロが着いていく。 「お前らはなんで管理局員になったんだ?」 不意に、後ろからついて来ている二人に疑問を投げかける。いきなりで脈絡のない質問に戸惑うが、すぐに気を取り直して質問に答える。 「私はフェイトさんに恩返しがしたいからです」 「僕もフェイトさんに恩返しがしたくてなりました」 「そうか……、答えてくれてありがとう」 オルダはそう言ったっきり、何も言わずに歩き出してしまう。そんなオルダに今度は二人が質問する。 「なんであんな事聞かれたんですか?」 足を止め、二人に振り返る。 「お前らがまだ十歳で局員やってるのが珍しくてな、なんか深い理由があるのかと思って聞いてしまっただけだ」 気を悪くしたなら謝るが、と付け足すオルダ。  
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