第一話  【狩人】

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  (;# ω##)「……2体……いたのかお……」 2体のドスガレオスはゆっくりと男に近付いていく。 男の頭は必死に命令する。 ――身体よ、動け! ――動け! そして戦え! ――と。 だが、男の身体は動かない。 (  ω )oO(……駄目だお……。身体中が……痛くて動けない……お……) ――たった一度の攻撃が、こうも勝敗を分けるのか。 男は、非力な自分に情けなさすら感じた。 これで最期とは――。 自分は……何と脆い生き物なのだろう――と。 ドスガレオス達は男のすぐ近くまで迫ると、首をゆっくりと持ち上げ、大きな口を拡げた。 並んだ鋭い牙が不気味に光るのが見える。 ドスガレオス達が次にどういう行動をするのか……。 男には容易に想像がついていた。 (  ω )「……」 ――目の前が暗くなる。 男は薄れゆく意識の中で、自分に何かが物凄い勢いで迫ってくるのを感じたが……、それをわからぬまま気を失った。
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