入場

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二人は同じ制服だ。…友達、なのだろう。 「私は真緒、宮内真緒といいますっ」 俺の足にしがみついていた少女が手をあげた。…初めて名前聞いたな。 「あ、お、俺は倉田護です。」 「…あれ?二人は親子じゃないんだ?」 北村芽留が不思議そうに聞いてきた。 …そうか、そりゃそう見えるよな。だからこんな小さい子が一人でいても不思議に思わなかったんだ。 「あ、あぁ…ついさっき知り合ったばっかだよ」 「そうなんだぁ…よろしくね、真緒ちゃん」 北村芽留はにっこり笑い真緒ちゃんの頭を撫でた。
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