オープニングセレモニー

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 青く澄み切った空。 そこに、たくさんの風船が放たれる。 パァン、パァンと空砲がなる。 昼の花火はここまで見えにくいものなのかと、軽く感動した。 「暑い……」 『もう護、またそんなこと言ってっ!!』 強く降り懸かる太陽の日差しさえ、俺を責めている気がした。 「……真衣」
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