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「はぁー、もぅつっかれたー」
ドレスなんてかたっ苦しいのよっと言ってさっきまで身につけていた紫のドレスをぽいっとほおる。
むりやり宙をまわされたドレスは、ボトッという悲しい音をたてて床に落ちた。
・・・
「マリー、はしたないぞ」
マリア……、いや、マリーのそんな様子を見てメガネをかけた男性。ルゥはたしなめる。
「だって私の仕事はさっきので終わりだもの。少しは羽を伸ばしてもいいじゃない?」
そう言ってマリーはちゃめっけたっぷりにウィンクする。
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