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～始まりの宴～
都に蔓延るは悪鬼羅刹
人より生まれ落ち
人をおとしめ全てを喰らい尽くす…
宵の刻
刀を構えし剣士は 黒髪なびかせて
悪しき妖 斬り伏せる
はらはら儚く舞い落ちし桜は なんと美しき事か…
青年の黒髪に映えるは 紅き桜花
妖刀と恐れられし刀を携えて
悪を斬り伏せ 妖刀に血を啜らせる
『汝等の血を我が妖刀へ喰らわせろ…』
妖刀に喰らわれし鬼共
その躯は、紅き桜花となり散って逝く―
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