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「………………(゚-゚)」
人間、ホントにびっくりすると声もでない。
ホントにさ、草もはえませんよ?
「いやぁ、おめでとう☆無事に転生できたじゃないかWWWW
しかも、立派な刀まで携えてWWWW」
確かに、腰には黒い鞘に納刀された長刀が一本。かるく俺の低くもなく、高くもない身長くらいはあるだろう。
「……………お」
「おやWWWW嬉しくて声もでないのかいWWWW?無理もない、なんたって力が溢れてるんだろうからねWWWW」
確かに、骨なのに生身の頃より恐ろしいほど力を感じる。
ただ…俺が言いたいのはそんなことじゃあ…ない。
「………………………………………………………………動くなよ?」
「へ?」
マヌケが!!!!今すぐたたっ斬ってやろうじゃねえかぁぁぁ!!!!!!!!
俺は、腰の長刀を勢いよく抜刀した。
まぁ、脅かしてやろうかと思ったのさ。
「のぁぁぁぁぁ!!!!」
脅かそう…と……あら?刀が…長ぇ?
ビックリすることに俺の身長くらいのはずの刀は約、10メートル先の大神の頭をかすったのだ。
「ばっ…ばか!!!!なんて危ないことを!!!!…君程度の力だからよかったものの…」
ピキッ
あるぇ?
堪忍袋の緒がみじん切りだぁWWWW
「上等だ、このカルシウム野郎!!!!俺の底力みせてやらぁ!!!!いくぞ!!!!!!!!
卍解!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は…叫んだ。糾弾した。絶叫した。
刀が黒く変色した。
想像がホントになった。
これが、俺の卍解―――
「天鎖斬月!!!!」
ご丁寧に虚化もしてました。あ、仮面の方だよ?
「死に腐れやぁぁぁ!!!!」
この騒動は後に“死神城崩壊の乱”と呼ばれ、しばらくは恥ずかしくてみんなに顔向けできなかったよ。
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