‡01 空っぽ

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  だけど、それは計算。 「あたし‥、慣れてないから‥、怖い‥。」 そんな風に、怯えたフリをすれば、男が喜ぶことを知ってるだけ。 「洙果ちゃん、可愛いな。」 甘い声で囁いて、和樹は、唇にkissをした。 首筋に舌を這わせ、耳を舐めて、そこから順番に下へと移動していく。 ガチガチに固まったフリで、時々、甘く吐息を漏らして‥。 「やだ‥。ね、和樹くん、待って‥?」 焦った声で、これから始まる行為を止めた。  
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