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アパートの外で、彼が着替え終わるのを待った。
中に入りたいなんて、野暮なことは言わない。
面倒なオンナ=重いオンナだし。
「お待たせ。行こか。」
「はい♪」
長身の和樹は、モデルみたい。
シックに決めた私服が、とてもカッコイかった。
彼の車に乗って、あたし達はドライブを楽しんだ。
大阪の街を宛てもなく走って、和樹は、ラブホテルが建ち並ぶ場所へと、車を向かわせた。
「イイ?」とか「ダメ?」とか、確認を取ることを、彼はしない。
お洒落だなって思った。
余裕な態度がナニゲ憎いけど‥。
それもカッコ良さなんだって感じて、あたしはDOKIDOKIしていた。
きっと、あの子は、そこにハマったんだ。
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