月の目

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「明かり、つけるよ」 たまらず僕は、天井の照明から垂れる紐をひっぱった。 ぱっと部屋が明るくなった。 月は消えた。 ほっと息をついた。 が、部屋を見回し、後悔した。 明かりなんてつけるんじゃなかったと。
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