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「なんだったのかしら? あの二人は」
輝夜と妹紅が香霖堂を出て行ったのを見送った後に霊夢がつぶやく
「さぁな? とにかく会計済ましちまえよ」
魔理沙はいつの間にか服を買い、お茶を飲んでいる
「あっ……と、んじゃこれちょうだいな」
「はいはい、毎度あり」
今日の霖之助は気分がいいのか、雨だからサービスしてるのかは知らないが袋に詰めてくれた
「それじゃ私等も帰るか」
「そうね。 萃香が宴会の料理つまみ食いしてないとも限らないしね」
この巫女、何だかんだと言っときながら料理はしていたようだ
「ははっ、そりゃ早く帰るとするか」
「そういえばさっきから雨の音がしないわね」
「本当だな」
少し前までしとしとと雨の音と雨を受けた屋根の音がしていたのだが、それがいつの間にかしなくなっていた
「どうする? 雨が降ってなければ私の箒でパッと行くか?」
「そうね。 お願いするわ」
「それじゃ霖之助、また来るぜ」
「またごひいきに」
案の定雨はやみ傾きかけた太陽が濡れた地面を照らしていたので魔理沙の箒で博麗神社までパッと移動した
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