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宴会は深夜まで続きお開きになった時は月も傾きかける時刻だった
「あー……あいつらどんだけ食い散らかせば気がすむのかしら」
魔理沙がマスタースパーク撃とうとしたり、幽香が天子をいたぶりはじめたり、プリズムリバー三姉妹が騒音……もとい演奏をはじめたりと大騒ぎないつも通りの大宴会になったと言えよう
ほとんどの奴が月を見ていなかったのはマイナスだが
せっかくの中秋の名月と呼ばれる月が見れる日なのにもったいない
「ったく……片付けるのは誰だと思ってるのかしら」
「あら? それにしてはあなたも楽しんでたというように見えたのは私の勘違いかしら?」
まだ残り、月を肴に酒をちまちま飲んでいる輝夜が話しかける
後ろにはペット兼雑用係の鈴仙の姿もあったが、酔いつぶれているため寝ている
「そうかもね。 それにしても月のお姫様が月を肴に酒を食らうってのはどうなのかしらね?」
「そう皮肉らなくてもいいじゃないの。 こんなに良い月だもの。 私じゃなくても肴にしたくなるわよ」
と言って酒を萃香からおちょこに入れてもらうとゆっくり飲んだ
ちなみに萃香はトックリをラッパ飲むしている
よくあんな小さい身体にあんなに酒が入るものだ
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