宴会

4/5

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
「でも誰も宴会中は月なんて見てなかったもの。 そんなものよ」 「人、妖怪、生きる物は群れをなして騒ぐのを好むものよ。例外を除いてね」 「ふーん。 でも片付かないからそろそろ出て行って貰えない?」 「あなたには風流というのがわからないのかしら。 まぁ長居しすぎたわね。 ほらイナバ、帰るわよ」 「うにぁぁ……ふぃ…ひめしゃま……?」 ひどく酔っ払っているからろれつが回らないようだ 「しかたないわねぇ。 よっ…と」 輝夜は鈴仙を背負った 「あら? あんたはそんなに力あったの?」 「私は私よ。 それ以上でもそれ以下でもないわ。 それじゃあね、博麗の巫女さん」 主が従者を背負うという不思議な姿で帰って行った 「はぁ……ろくすっぽ冬仕度なんてできなかったわ。 でもまぁ、これがいつも通りなのかもね」 霊夢は飲んだくれてる萃香のトックリをひったくり少し飲んだ後、にらむ萃香を一蹴して床につかせた
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加