マックと私と白いもの

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私は改めてもちを眺めます。 もきゅもきゅ 未知との遭遇です。リトルグレイの方が意志の疎通ができそうな外見をしています。指と指を突き合わせようにも、相手はフォルムがもちです。 この白くて丸い未知の生命体が、高度な知能と文明を持ったエイリアンだったらどうしましょう……と考えましたが、無い。それは無い。 「あのぅ……」 とりあえず言葉が通じるかどうか確かめましょうか。 「お名前を教えていただけませんか?」 …………………あめりかだぞ! ……しゃ、喋った。 空耳ではありません。デフォルメされた口が動くのを見ました。 しかもお名前はあめりかだと。あの大国だと。 あぁ、だからハンバーガー食べたんですか。許さん。 「貴方はどこからどう見てもおもちですよ?」 …………あめりかだぞ!! 「そうですか…………」 このもちをあめりかと呼ぶのは私の中の何かが許しません。 でも本人?はあめりかだと言い張りますし…… 「じゃあ、間を取ってもちめりかとお呼びしてもよろしいですか?」 ネーミングセンス溢れる妥協案です。 ………………………………だぞ! これは承諾と受け取っていいんでしょうか。いいんですね?呼びますからね? 私、このもち改めもちめりかにとてもすごくこれでもかと興味がわきました。 ここは単刀直入に言いましょう。 「もちめりかを飼ってもいいですか?」 ……つまりおれがひーろーだ!! 「承諾と受け取りますよ?肯定と受け取りますよ?」 ……………………………だぞ!! 拝啓 海外の父上母上 未知の家族が増えました。
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