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カランカラン
押し戸を開くと牛の首に着いているカネと同じ音と同時に酒場独特の臭いが鼻につく。
カウンターで体格の良いスキンヘッドのおっさんが立っていた。
多分ここの主人だろう。
男はこちらに気づくと満面の笑みで二人を出迎えた。
「らっしゃい!!何にしやす?」
ジャックはパタパタと服を引っ張りながら男と同じくらいの笑みでカウンターに付き、逆に光は無表情で楽しそうなジャックの横に立った。
「今日は熱いねぇ~お客さん
こういう日にゃ~キンキンに冷えたビールだよなぁ~」
そぅ言うと男は大ジョッキに並々と入ったビールをドンッとジャックの前に置いた。
「おぉ♪サンキュ!!オヤジ」
ゴクゴクゴクゴク....
「プハーーーッ生き返るぅ!!」
「おぉッ良い飲みっぷりだな兄ちゃん!!
ほれ、もぅ一杯!!」
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