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「ジャック?」
「....あッ何だっけ!?」
光の一声でジャックは我に帰った。
そしてジャックのマヌケな返事に光はヤレヤレとした顔てもぅ一度彼に説明した。
「だから、ここに来た理由!!
さっさと用件済まして船に帰るぞ」
「そうだったな。
オヤジ、今この酒場にある酒はどんなもんだ?」
先程とは打って変わりマジメな質問をかける。
それに男は指折りで酒の数を頭で数え答えた。
「ワインが樽に5とラム酒が8と後は全部瓶だ」
「樽の全部貰おう」
その注文に男は目を見開いて言った。
「お客さんそいつは困るな。
今のはここにある酒のほとんどじゃねぇか。
そんなに持ってかれちゃぁ今日はここで店じまいになっちまう」
「それじゃぁ他の店にすれば良い。
ジャック行くぞ」
光のいきなりの判断に男は慌てて二人を止めた。
「ちょッちょっと待ってくれよお客さん!!
んと....そぉ~~~~だなぁ~~~....あ、じゃぁこう言うのはどうだい!!
今からウチの店員にウチの酒蔵に案内させっからそっから今注文した酒を持ってっちゃくれねぇか?
そん代わりちゃ~なんだかお前らの好きな酒1個持ってってもいいから。
な?悪い話じゃねぇ~だろ♪」
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