STEPⅠ

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相変わらず仄暗い店内。 「3割!」 相変わらず無香の店内。 「2割ですら、渋る。3は素晴らしい内容による」 「3割!約束してくれなきゃ、話さないぞ!」 本当に掴みところの無い男。 毎日同じ服装のくせに、こいつからは毎日違う匂いがする。 今日は濃厚な遊びの匂い。 「あぁぁ!もう!いい加減にしろチャットリオ!ガキか?!」 「苦無、ボクは永遠の15歳だよ?」 今日のチャットリオとは、まともな会話が出来そうにない。 「実にくだらない30分だったチャットリオ。もういい!3割で、チクショウが・・・」 「うひょぉぉ!よっ流石!ウチの一番手!」 私は金で動く男は最低だと思うが、信用はしている。 金額と信用がイコールなのは、世界が裏でも表でも関係無いことだ。
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