STEPⅠ

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「でも事実だろ?」 好きなように言わせておけば、ボロクソ言うじゃないか。 「ずいぶんと今更だな、チャットリオ。そうさ、そして私は、どこのどいつよりもイカレテルんだよ・・・」 そしてそんな欠陥人間に、イカレタ道を提供してるあんたもな。 チリーン カウンターの向こうで、小気味良くベルが鳴った。 「うーん・・・ナイスオーダー!流石苦無。無自覚ほど恐ろしいことは無いからさ・・・・でも意地悪言っちゃったね」 「あぁボロクソにな。久々に気分が悪くなったよ・・・そのガキには悪いけど、金鶴になって貰おうかな」 あまり"人前"ではやらないようにしてるけど、右手の間接が今ばかりは唸りを上げた。 まぁ、私が人間じゃないならチャットリオも人間じゃないから。
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