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"親兎滅殺とは・・・久々にまともな客が現れたじゃない"
そう、それはただ途方も無い。
「約束は、守った・・・お前もっ・・・果たせ」
途方も無い夢と終わりの無い現実の始まり。
"まぁまぁ落ち着けって?取り敢えずその頭巾をなんとかした方がいい"
言われて見ると確かに、自分の格好はとても見られたものじゃなかった。
シャツはありとあらゆる所に赤いシミを作って、右手には狂った包丁が握られたまま。
「・・・・」
"ん?そうだろ?最後のシャワーだと思ってな、パーっと行ってこい"
「・・・分かったよ」
たった今、私のために誂えたようにシャワールームは部屋の正面にあった。
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