私と弟

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「音羽を……返せ…」 悠がそう言った… 目がいつもの悠の目じゃなかった… 恐かった…声がでない… だけど私は悠の名前を叫んでいた… 「んっ…ゅうっ!……ゆう…悠!!」 そんな私の声が届いたのか悠の体がビクッとした……それと同時に首を掴んでいた手の力が抜けた… その隙に私は悠の体に思いっきり抱き着いた… 「おと…は…?」
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